博打・投機大好き

【ギャンブル】仮想通貨を買うなら販売所は使うな!板がないなら海外取引所を使えばいいじゃない、の話。【投機】

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博打好きのおじさんである私はご多分に漏れず仮想通貨をギャンブルとして小遣いで楽しんでいます。
今回はそ仮想通貨で手数料負けなどの無駄な損失を出さないための記事なのですが、決して仮想通貨の購入を推奨するものではありませんのでその辺はご了承下さい。
投資は自己責任とよく言いますが、ギャンブルはもっと自己責任ですのでそのつもりで読んで下さいね。

※現在バイナンスは日本人の新規口座開設を停止しているようです。
こちらの記事に関しては当時の雰囲気をお楽しみ下さい。

「取引所」と「販売所」の違い。

仮想通貨を取り扱っている取引所(暗号資産取引所)は国内にもいくつかありますが、いざ仮想通貨を買おう(売ろう)となったときの取引形態は2種類あるのをご存知でしょうか?

まず1つ目は「取引所」と呼ばれる形態で、株やFX、商品先物などでよく見られる「板」を使った売買を行うことを指します。
買いたい人と売りたい人がそれぞれいくらで取引したいのかが表示されており、価格が一致した際に取引が成立するというやり方です。
この場合取引所の運営会社が顧客と直接売買するのではなく、買いたい人と売りたい人の仲介を行うポジションになるわけです。

そしてもう1つは「販売所」という取引形態で、こちらは銀行の両替窓口をイメージするとわかりやすいと思います。
簡単に言うとその取引所運営会社の呑み行為みたいなもので、「このコインはいくらで売ります、いくらで買います」という金額を明示し、取引したい顧客がそれでOKならその値段で成立することになります。
この場合コインの価格は市場価格を参考に運営会社が決めるもので、顧客と取引するのは常に運営会社ということになります。

三本松
三本松
銀行窓口と違って刻一刻と価格が変動していく点には注意が必要です。

そしてこの2つの取引形態の一番の違いは手数料です。
取引所取引の場合は取引が成立した金額に対して一定の手数料(概ね0~0.5%程度)が徴収されます。
一方販売所は名目上取引手数料が無料となっているところが多いですが、スプレッドという名目で価格が上乗せされ、その割合は取引所に比べて非常に高いです。
コインにもよりますが高い(スプレッドが広い)ものだと1割ほど取られてしまうこともあります。
さらに販売所では、大きなニュースなどがあって値動きが激しくなるとそれに伴ってさらにスプレッドが広がることもあるのです。

販売所の取引では運営会社が在庫リスクを負うことになりますので、在庫を持たない取引所取引よりも粗利を稼がなければいけないという事情があります。
そのため販売所取引では取引所取引に比べ高額な手数料が別名目で徴収されてしまうんですね。

「取引所」なのに「販売所」で買わされる問題。

さて、国内で取引所と呼ばれる仮想通貨売買ができる会社はいくつもあります。
そこでは何種類ものコインが取引できるのですが、その取引形態に少し問題があります。

国内の取引所ではほとんどの仮想通貨が「販売所」形式での取引となっており、「取引所」形態で買える通貨は限られているという点です。
板を使った取引所取引で買える通貨はほとんどの場合、ビットコインとメジャーなアルトコイン(イーサリアムなど)に限られており、多くのアルトコインは販売所形式の取引に限られているんですね。
ちなみに草コインなどのマイナーコインは端っから取扱がありません。

そして販売所形式ではスプレッドが大きいため、チャートを見て値上がりしたと思って売っても何故か損が出ているという状況に陥りやすいです。
一昔前ではアルトコインでも10倍20倍という値動きがあったためそれでも良かったのですが、現在のアルトコインはそこまでのボラティリティがないので手数料が高いことは大きなネックになってしまいます。

ちなみにこちらはアルトコインBATの価格です。
右側が情報サイトなどに記載されている仲値で、左上は私がビットコイン購入に使っている国内取引所GMOコインの販売所価格、左下は大手国内取引所コインチェックの販売所価格です。

BAT価格210927_2130

取引所取引では右側に近い価格で売買が可能ですが、販売所だと価格差がありますね。
GMOコインでは約3.5円、コインチェックでは約5.9円の価格差があります。
割合にして4~9%といったところでしょうか。
値動きの激しい相場になった場合はこれよりさらに価格差が広がることもあります。
往復で4%負けたところからスタートというのはあまり気分のいいものではありませんよね。

みなさんも仮想通貨を買う場合は、うっかり販売所形式で買ってしまわないように気をつけてくださいね。

三本松
三本松
リップル買ってる人が利点を一生懸命説くんだけど、販売所で買ってると聞いて悲しくなったことがあります。
毒猫
毒猫
リップルをそれだけ調べるならお得な買い方も調べればいいのにな…。

板取引がないコインは海外取引所で買おう。

毒猫
毒猫
そうは言っても取引所取引じゃビットコインくらいしか買えないんだろ?
買えなきゃ意味ないよ。

国内の販売所はボッタクリだという話をしたらこういった疑問が出てくるのは当然かと思います。
そこでアルトコインを買うために海外の取引所で低コストでお目当てのコインを調達しましょうという話になります。
その流れをざっくり解説していきますのでご参照下さい。

海外取引所は日本円の入金ができない罠。

まず大前提として、原則として海外の取引所は日本円の入金を受け付けていません
一部クレジットカードを利用して買うことができる取引所も存在しますが、これにもかなりの手数料がかかってしまうため特におすすめする理由はありません。

では海外取引所でどのようにコインを買うのかというと、「国内取引所の板取引で買えるコインを入金して買う」というのが最も簡単にできる方法です。
海外の取引所は日本国内の取引所と違い、ほとんどが取引所形式で取引されています。
そしてほとんどの場合、海外の主な取引所は国内取引所よりもコインのラインナップは格段に多いです。
ですので、何かしらのコインを買って海外取引所に送ってしまえば、その取引所に上場されているすべてのコインを買うことができるということになります。

ただし、送ったコインで直接すべてのコインが買えるわけではありません。
その場合は送ったコインから一旦お目当てのコインを買えるコインに換えて買うことになります。
例えば「リップル→テザー(USDT)→柴犬(SHIB)」みたいなイメージですね。
二度手間になってしまいますがそれでも販売所で買うよりはずっと低コストです。
まあ国内取引所でSHIBは買えませんが…。

手順としては、

  1. 国内取引所に日本円を入金。
  2. その取引所で送金用のコインを買う。
  3. 海外取引所にコインを送金。
  4. 海外取引所でお目当てのコインを買う。

という流れで欲しいコインを買うのが一連の流れになります。
その後はそのまま海外取引所に置いておくか、自分のパソコン内にウォレットがあればそちらに移しても構いません。
ただし、コインによっては出金手数料がバカ高い場合がありますので出金手数料の確認はしておいたほうがいいでしょう。
ちなみに私が使っているGMOコインは出金手数料が無料なので割とおすすめです。

【GMOコイン】 



送金用のコインは「リップル(XRP)」や「ステラルーメン(XLM)」などが速くて手数料も安いのでおすすめです。

デメリットとしては、リップルはたまにバイナンスの入金が停止されたり、ステラだと出来高が少なめでたまに市場価格よりも高く買わされてしまうことがあったりします。
買う前には送金先の受け入れ状況や市場価格をチェックするようにしましょうね。

XLMprice01

海外取引所でのコイン購入までの手順について解説していきますのでよろしければご参照下さい。

手順1.まずは国内取引所で口座を開設。

我々が日本円からしか取引をスタートできない以上、まずは日本円の入金に対応している国内取引所の口座開設を行わなければいけません。

国内取引所も色んな所があります。メジャーなところだと

  • bitFlyer
  • Coincheck
  • GMOコイン
  • DMMBitcoin

などがあります。

Coincheckは取扱銘柄が多いなどでおすすめされることが多いですが、板で買えないコインを海外取引所で買おうと決めている人にとっては特におすすめポイントはありません。
ハッキングによるNEM流出に耐え切ったという実績があるので規模的には安心かもしれませんが…。

送金用コインを板で買ってすぐに海外取引所に送金するという前提で考えた場合、個人的なおすすめは送金手数料がかからない「GMOコイン」です。
現在のビットコインの価格を考えたら送金手数料は無視できません。
高いところだとコインによっては数千円相当の出金手数料がかかってしまう場合がありますので、送金手数料無料のGMOコインはすぐに出金する身としてはかなり助かります。

GMOコインの開設はこちらからどうぞ↓

【GMOコイン】



手順2.海外の取引所口座を開設。

口座開設が済んだら早速コインを買いたいところですが、マイナーコインを買うためには海外の取引所口座も開設しておかなければいけません。

三本松
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ビットコインを買いたいだけなら国内のだけでOKです。

海外の取引所はメジャーなものからマイナーなものまで有象無象に存在します。
あまりマイナーなところだと電子ゴミ化のリスクが大きくなりますので避けたほうが無難です。

最初に開設するとしたら仮想通貨取引最大手の「バイナンス」あたりが無難かと思います。
こちらは一応日本語にも対応していますので海外勢にしては割ととっつきやすいところかと思いますよ。

 

バイナンスで買えないような草コインが欲しくなったら対応した取引所を調べてみるのもいいかもしれません。
ただし、コインも取引所もマイナーになればなるほどリスクは大きくなりますので小遣いとのバランスをよく考えて自己責任でお願いしますよ。

三本松
三本松
仮想通貨取引なんてそもそも博打ですので無理してやるようなことではないですからね。

手順3.日本円を国内取引所に入金して送金用コインを「取引所取引」で購入。

取引所の口座開設が終わったら、その取引所に日本円を入金します。
GMOコインであればいろんな銀行からの即時入金に対応していますので、お使いの銀行から手数料無しで入金が可能です。

私は住信SBIネット銀行や楽天銀行から即時入金をよくやっています。
対応している銀行口座を持っていない方はこれを機にネット銀行の口座を開設するのもいいかもしれませんね。

住信SBIネット銀行 口座開設

楽天銀行 口座開設

国内取引所にログインし、「入金」のところから画面の指示通り進めていけば特に困るようなことはないと思います。
即時入金での入金の際には、利用するネットバンクのログイン情報が必要になりますのでご注意下さい。
無事入金が反映されたらその資金を使ってビットコインを「取引所取引」で購入します。
間違っても「販売所」で購入してはいけません。高くつきます。
例としてここでは「ステラルーメン」を買うことにします。

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取引所取引(板取引)のやり方は基本的には株と一緒で、

  • 買いたい数量
  • 成行・指値の別
  • 指値の場合は指値・逆指値の別
  • 指値の場合は買ってもいい1BTCあたりの価格

を入力して決定を押せば、買付余力の範囲内であれば注文が出されます。

ただ、成行注文で買うためにはある程度資金の余力が必要になりますので、入金した全額をコインにしたい場合は現実的な価格で指値注文を入れておくといいでしょう。
日本円を預けていても利息はつきませんので、余りが少なくなるように数量と価格を調整するといいかもしれません。

三本松
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この辺はやっていればすぐに慣れます。

手順4.買いたいコインを扱う海外取引所に送金。

無事送金用のコイン(ここではステラルーメン)を買うことができたらそれを海外取引所に送金します。
そのためにはまず海外取引所のウォレットアドレスを確認しましょう。

海外取引所のサイトで送金用コインのアドレスを確認するのですが、まず「Wallet」からアクセスするのがわかりやすいかと思います。

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図はバイナンスのものですが、大抵の海外取引所は似たような構成になっていますので探すのはそれほど難しくないと思います。

ウォレットの画面では各コインの保有残高が表示されます。
もちろん現段階では全てのコインの残高はゼロです。
コイン一覧の中から国内取引所で買ったコイン(ここでは「Stellar Lumens」または「XLM」)を探します。
みつけたらその並びにある「入金」または「Deposit」をクリックします。

Bdepo03

すると下のような画面が出てきます。

BdepositXLM01

仮想通貨を正しく送金するためにはブロックチェーンのネットワークを正しく選ばなければいけません
GMOコインでステラルーメンを送金する際には「XLM」ネットワークを利用しますので、バイナンスでも同様に「XLM(Stellar Lumens)」を選択しましょう。

BdepositXLM02

海外取引所だとコインによってネットワークを選べたりしますが、国内取引所ではそういった選択肢はあまりないようです。

ステラルーメンの場合は下のような注意書きが出ます。
ステラルーメンやリップルではウォレットアドレスの他に「メモ」も記載しなければいけませんのでご注意くださいね。

BdepositXLM04

OKを押すと入金用アドレスが出てきます。

BdepositXLM03

QRコードの下にある「Adress:〇〇〇〇」の〇〇〇〇の部分がステラルーメンのウォレットアドレスになります。
送金するコインによってはメモが必要な場合もありますので、その場合はメモもコピペする必要があります。

そのアドレスをコピーして国内取引所の送金先欄にペーストし送金を行います。
これで数分ほど待てば海外取引所の残高に反映されます。
混み合っているともっと時間がかかったりしますが、トランザクションを確認して送金中であることがわかればいずれ届きますので気長に待ちましょう。

GMOTX確認01

注意点は、必ず送金用コインのアドレスであることを確認して下さい
仮想通貨はコインによってアドレスが異なり、異なるコインのアドレスに送金してしまうと高確率でそのコインは電子の彼方に消えてしまいます
こうなるとそのコインを取り戻すのはほぼ不可能なので細心の注意を払って下さい。
不安であればまず少額のコインを送金して試してみるのもいいでしょう。

三本松
三本松
ミスったら消えるというのが海外取引所を使う上で最も高い心理的ハードルですよね。

手順5.着金したコインでお目当てのコインを購入。

ここまで来たらあとは海外取引所で欲しいコインを購入するだけです。

買い方はビットコインを板取引で買ったときと基本的に一緒です。
まずはお目当てのコインを検索します。
大抵の取引所では画面のどこかに検索窓がありますので、そこに欲しいコインの略称(イーサリアムなら「ETH」みたいなやつ)を入力して検索を行いましょう。
すると検索窓の下にそのコインの取引ペア一覧が表示されます。

Binance検索01

「XLM/BTC」や「XLM/〇〇」とあればそのコインはステラルーメンで買うことのできるコインですので、そこをクリックすればステラルーメンとそのコインの取引板に飛ぶことができます。
もしXLMとのペアがなく、「〇〇/USDT」「〇〇/USDC」ばかりならそのコインはステラルーメンとのペアはありませんので、一旦取引ができるコインを買ってそのコインでお目当てのコインを買うことになります。めんどくさいですね。

コインを買うには当たり前ですがトレードの画面で価格と数量を入力して注文を出します。
注文が受け付けられたら下にその注文が出てきますので成立するまで気長に待ちましょう。
成立したらしたの注文一覧から消えますよ。

Binance注文画面01

ちなみに売り気配より高い指値買い、もしくは買い気配より安い指値売りの注文を出した場合には一覧に表示される間もなく消えてしまいますので、その場合はウォレットで残高を確認してみましょう。

Binanceウォレット03

これであなたも晴れてマイナーコインホルダーです。
あとは買ったコインが爆上げするのを祈って待つだけです。
取引所に預けておくのが不安であれば自分のウォレットに移動させておいてもいいでしょうし、バイナンスに預けて動かす予定がないのであればステークで少しずつ枚数を増やしていくことも可能です。
その辺の説明は別の機会に。

マイナーコインは海外取引所で買ったほうがいい話のまとめ。

  • 取引所取引(板取引)と販売所取引は別のもの。
  • 販売所のスプレッドは数%~1割とバカ高い。
  • 海外取引所の板取引手数料は0.1%~1%未満。
  • 国内取引所ではマイナーコインの板取引はほぼない。
  • マイナーコインをお得に買うなら海外取引所。
  • もっとマイナーなコインはそもそも国内取引所で買えない。
  • 取引所間の送金が自由なのが仮想通貨の特徴。
  • 送金することで海外取引所で買いたいコインを買えるのが仮想通貨。
  • ギャンブルするならテラ銭は安いほうがいいでしょ?
  • 世界最大手バイナンスは海外取引所デビューに丁度いいよ!

昔は有名なコインでもいつの間にか数十倍~数百倍ということも珍しくなかった仮想通貨ですが、ある程度市場が成熟してきている現在ではそんな夢も見られなくなってきています。
ですので数十倍を夢見る我々ギャンブラーはボラティリティの高い市場に目を向けるほかありません。
そこまでの夢を見ていない堅実な(?)ギャンブラーの方であっても、国内取引所のボッタクリな手数料を支払わずに済むのであればそれに越したことはないでしょう。

販売所形式でボッタクリのスプレッドを支払うよりも、ちょっと工夫してテラ銭を最小限に抑えることこそが勝利への第一歩と私は信じています。
どうせ仮想通貨なんて元々怖い市場なんです。
今さら海外サイトにびびっていてもしょうがないのでこれを機にバイナンスデビューはいかがですか?

この記事はあくまでもギャンブラー向けのテラ銭圧縮方法をお伝えするものです。
ギャンブルをしない方向けに「仮想通貨を始めよう!」と勧めているわけではありませんのでそのへんは誤解なきようお願いしますね。
あと、当たり前ですが相場は完全に自己責任です。
この記事で出てきたコインを勧めるわけでも買いを煽るものでもありませんのでそこもよろしくお願いします。

博打は小遣いの範囲にとどめましょう!

毒猫
毒猫
急に言い訳がましくなってるのは何なん。
三本松
三本松
仮想通貨を投資と思われるのが嫌だから…。
毒猫
毒猫
投資と博打の記事ごちゃまぜのブログ作っといてよく言うわ。

以上です!

 

ABOUT ME
三本松
野良の1級ファイナンシャル・プランニング技能士。 副業として「三本FPラボ」経営。 北海道根室市出身、都内在住。 基本は零細メーカーで経理をやりつつ、金融機関に属さない野良FPとして日々勉強中。 無知故に若い時間とお金を無駄にしてしまった経験から、 過去の失敗などで学んだことを記事にして発信しています。