私は小遣いを全力で「XP」という仮想通貨に投資しています。
かなり高い時期に始めてしまったので評価額は10分の1くらいになっているのは内緒です。
現在暴落中ではありますが、XPの魅力の一つにはマシンパワーがなくても可能なPOSマイニングがあり、私もご多分に漏れずそれを利用してコツコツと枚数を増やす努力をしています。
その中で最近まで気づかずに損していたことがありますので、それについて書き連ねていこうと思います。
※XPの200:1スワップに伴いウォレットも新しくなりました。
この記事は旧XPのウォレットの話ですので新XPとは仕様が異なっています。
当記事に関しては当時の雰囲気をお楽しみ下さい。
Contents
パソコンをつけっぱなしにするだけで増えるXPマイニング
仮想通貨のマイニングにはPOWとPOSの2種類があります。
ごくごく簡単におさらいを。
POWはビットコインなどが採用している方式で、ハイスペックのパソコンを何台もフル稼働してやっと報酬が得られるというシステムです。
個人ではほぼ無理、業者でも電気代の高い日本ではほぼ無理と言われています。
一方POSは、パソコンのマシンパワーを必要とせず、特定のウォレットに通貨を保有して起動させていれば増えていくシステムです。
省電力パソコン1台あれば誰でも参加できますが、ある程度の通貨量を保有していないと恩恵を受けられないこともあり、大量保有者とそうでない人の差がどんどん広がるという懸念もあります。
XPであれば、数百万XPくらいは持っておかないとPOSマイニングは成功しません。
まあ現行価格だと2万円もあればコンスタントにPOS可能なXP量に到達します。ぐぬぬ。
マイニング効率を最大化するためには手持ちをまとめる必要がある
ただ自分のウォレットにXPを送るだけだと手持ちのXPが割れてしまい、POSマイニングの効率が落ちてしまいます。
例えば昨日300万XP買って取引所から自分のウォレットに送金し、今日200万XP買って同様に送金したとします。
そうすると300万と200万それぞれが独立してマイニングを行ってしまい、500万XPでマイニングするよりも効率が落ちてしまいます。
そこで自分のウォレットから自分のウォレット宛てに送金を行うことで500万XPの塊を作り直す作業が必要になってくるという理屈です。
ちなみに送金する金額は保有金額全てでなくても構いません。
「送金した金額」と「残りの金額」の2本でそれぞれマイニングが行われる形になります。
ミスって電子クズになってしまうリスクを避けるために私は1XPを送金しています。
そうすると手持ちのトランザクションは「1XP」と「残り全額」の2本に分かれてしまいますが、1XP分が割れてもPOSマイニングの大勢に影響はないためこちらがおすすめです。
もちろん1XPの方でPOSが成功するわけはありませんので実質1本化と一緒です。
1XP未満の送金だと何故か手数料がかかって面倒なので1XP送金がいいでしょう。
POSマイニング失敗の時は熟成がリセットされないことに今更気づく。
さて本題に入るんですが、XPのウォレットは結構な頻度でトランザクション表示がバグります。
具体的には、POSマイニングの抽選が行われた際に当該トランザクションが表示から消えてしまうんですね。
POSマイニングの成功、失敗にかかわらず表示が消えてしまいます。
初めてこのバグを見た時は消えたと思って超焦りましたが、概要の画面では正常に表示されていますのでご安心下さい。
この画面のままでも引き続きちゃんとマイニングは行われているようなんですが、見た目的にちょっと不安ということで私は旧来1XP送金を再度行うことでバグ表示を解消していたわけです。
しかし、そのせいで大損しているということに最近気がついてしまいました。
というのも、POSマイニングが成功していれば関係ないのですが、POSの抽選をしても外れることがよくあるんですね。
実はこの「POS抽選に外れてマイニングが失敗した」ときは、トランザクションの熟成はリセットされないんです。
つまり、私はそれを知らずにわざわざ自分で無意味にトランザクションの熟成をリセットしていたことになります。
POSのシステム上、熟成されていない状態だとPOS抽選は極端に行われにくくなり、成功しても報酬はわずかです。
また、熟成が完了したあとでもPOSマイニングが成功するまでの時間が長ければ長いほど報酬が大きくなり、利率があまり変わらないようなシステムになっています。
それを知らずPOS失敗後も熟成がリセットされたと勝手に思い込んで、一人で時計の針を戻してしまっていたわけです。
大事なので繰り返しますが、
POSマイニングが失敗したときは熟成を引き継ぎます!
「Age」も「Coinday」も引き継ぐんです!
逆にPOSマイニングが成功したときはもちろん熟成はリセットされますので、表示バグが気になる場合は送金作業をしてしまっても大勢に影響はありません。
XPのPOSマイニングが失敗したときはどうやって表示バグを直すのがいいの?
これは実に単純な手法で解決することが可能です。
ただウォレットを再起動するだけで表示は直ります。
右上の×で消して、ウォレットを改めて起動するだけです。
POSマイニングが成功した場合でも再起動で表示を直すことが可能なので、基本的に送金でトランザクションをまとめる必要はありません。
「表示バグは再起動で」と覚えておくといいでしょう。
注意点は、再起動した際にはウォレットにロックが掛かりますので、マイニング用のアンロックを忘れずに行って下さい。
これを忘れるとマイニングが開始されず、ただ電気の無駄になります。
XPのPOSマイニング抽選後に送金によるまとめ作業が必要な場合もある。
では他所から入金した時以外に送金でトランザクションをまとめる必要のあるシーンは全く無いかというとそうでもありません。
POSマイニングが成功した際には通常、POSの原資となった塊とPOS報酬がまとめて1本となりますが、これがたまに2等分されることがあります。

これは表示のバグではなく、ウォレット側で勝手に分割したものです。
なぜか熟成が緑の状態でPOSマイニングに成功すると、ウォレット側で勝手に、
と判断して原資を2等分してしまうんですね。
しかし、保有枚数にもよりますが、数百万~1000万くらいの保有であればウォレットの言うとおりに分割しても効率は上がるわけでもなく、むしろ抽選機会が減って確率は下がります。
ですのでこの場合は送金作業を行ってトランザクションをまとめることでPOSマイニングの効率を上げたほうがいい、ということになります。
XPウォレットのトランザクションをまとめる手順
まず、タブの「Receive XP」をクリックし、自分のアドレスを表示します。
そしてアドレスを右クリックして「Copy Address」をクリック。

アドレスをコピーしたら隣のタブ「Send XP」に移動します。
「custom change address」にチェックを入れ、アドレスを入力するっぽい箇所に先ほどコピーした自分のアドレスを貼り付けます。

アドレスの入力は「Pay To」の欄だけで大丈夫な気もしないではないですが、電子ゴミリスクは怖いので試したりせず私は両方ペーストしています。
これで失敗したことはないから…
次は、先程チェックを入れたボックスの上にあるボタン「Inputs」をクリックして、どの塊をまとめるかを決めます。

決まったら左下のOKをクリックし、前の画面に戻ります。

その後、総金額を「1XP」にして
内容に間違いがなければ、右下の「Send」をクリックして送金します。
その際にパスワードの入力を求められますので、入力して確定すれば完了です。
こうするとトランザクションは1XPと残りの金額の2本になります。
1XPはPOSマイニング報酬を産まない死に体になりますが、万が一アドレス等をミスっても電子クズになるのは送金した1XPだけになるのでこの方法がおすすめです。
XPウォレットでPOSマイニング抽選後にやることまとめ
- POS抽選後、トランザクションの表示がバグることがある。
- POSマイニング失敗時は内部的にトランザクションの熟成は継続する。
- バグ表示を解消するために送金し直すのは熟成をリセットしてしまうため愚策。
- 表示を直したいときは再起動するだけでOK。
- 再起動後はアンロックを忘れずに。
- POSマイニング成功後にトランザクションが分割されることがある。
- その際は送金をしてトランザクションをまとめたほうが得。(保有枚数にもよる)
- 送金額は1XPにしておけばミスったときのリスクヘッジになる。
こんな感じです。
最近何故かPOSマイニングが失敗することが多かったのでそれについて調べたんですが、POS失敗で嘆く人の情報があまりなかったのはこういう理由だったんですね。
結局POSマイニングが失敗しても熟成がリセットされないのであれば、抽選のタイミングが先送りになるだけでほとんど実害がないということだったわけです。
それを知らずに表示バグ消したさに自ら熟成のリセットするという愚行を繰り返していたのは悔しさを通り越して自分に呆れるばかりです。
この記事で同じような損失を被る人がこれ以上増えませんように・・・。
以上です!
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