スニーカーの踵の内側ってすぐ擦り切れませんか?
擦り切れるたびに買い替えていてはお金がいくらあっても足りないので、見様見真似で自分で修理をやってみてそれを記事にしてみましたよ。
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スニーカーのかかと内側が弱すぎる問題。
私は現在、通勤にスニーカーを履いて帰りに5kmほど歩いたり走ったりしながら返っています。
元々革靴が嫌いで以前はテクシーリュクスを履いていたのですが、コロナ禍で徒歩通勤が認められたため現在はジャージにスニーカーで通勤し社内で着替えています。
↓ちなみにテクシーリュクスについて書いた記事はこちらです。
しかし、毎日スニーカーを履いて通勤しているとどうしても内側のかかとの部分がすぐに擦り切れてボロボロになってしまいます。
そしてそのまま構わずに履いていると内部の硬い部分が露出して靴ずれをおこしてしまうんですね。
そこまで高級なスニーカーを履いているわけではないですが、それなりに履きやすい物を選ぶとどうしても1~2万くらいの物になってしまいますし、これが半年と保たずに破けて履けなくなるのは困りものです。
我が家は決して裕福ではないので毎年3~4万円もスニーカーに費やすわけにはいきません。
かと言って専門店に修理を依頼しても1回数千円とかを平気で取られてしまいます。
もちろん買い換えるよりは安いのですが、修理に数千円と聞くと本体は5万円とか10万円のビンテージスニーカーでないとなんとなく割に合わない気がしませんか?しないならいいです。
というわけで貧乏性丸出しの私は、見栄えはどうでもいいので何とか自分で補修できないかと思いやってみましたのでご参照くだされば幸いでございますよ。
スニーカー補修に用意するもの、あると便利なもの。
スニーカーの補修のために必要なものはこんな感じです。
- 修理したいスニーカー
- 裏生地と同じ色の布
- スポンジ
- 手芸用ボンド
- 直線が取れる硬めの紙など
- ハサミ
あったら便利なものは
- ロータリーカッター
- 重り
- 定規(できれば金属製)
といった感じです。
下の3つはなくても何とかなりますが、あると捗りますし見た目もきれいになりやすいです。
スニーカー内側かかとの補修手順。
1.補修箇所に毛玉みたいなのがあったら取り除く。
まずは擦り切れた部分をチェックし、周りに糸くずの塊や毛玉みたいなものがあったらそれをハサミで切除します。
この辺をきれいにしておかないとデコボコして痛いのでしっかり切りましょう。
どうせ上から布を貼り付けるので多少切りすぎても大丈夫です。
2.スポンジを適当な大きさに切る。
かかとの裏の布が擦り切れた状態になっている場合、大抵の場合は中のスポンジもある程度えぐり取られています。
上から布だけ貼っても結局硬い骨組みに足が当たって痛かったりするので、布を貼る前にそのくぼみにスポンジを詰める必要があります。
後で布を上から貼るので購入するスポンジの色などは何でもOKです。
スポンジの硬さについても、極端に高反発だったり低反発だったりしなければそこまで神経質にならなくても構いません。
私はAmazonで安いものを適当に選びました。
小さいのはなかなか売ってませんねえ。
大きさは、破損分の窪みがちょうど埋まるくらいか、ややはみ出る程度に切るといいでしょう。
あまり大きく切りすぎないようにだけ注意してください。
ギュウギュウに押してねじ込んだりすると最終的に固くなって痛いです。
多少の隙間などはそこまで気にしなくても大丈夫です。
3.スポンジに手芸用ボンドを塗って窪みにはめ込む。
切ったスポンジにボンドを塗ってくっつけます。
手芸用ボンドは安いもので構いません。
通販で適当に買ってもいいですし、100円ショップのものでも問題ないと思います。
貼り方は、スポンジとスニーカーの接地面に少しボンドをつけて1回ギュッと押すくらいで大丈夫です。
ある程度貼る面全体にボンドがついていればいいので、たくさん塗りすぎないように気をつけてください。
ボンドを付けすぎると乾いたあとにボンドの塊が足に当たって痛いです。
4.貼る布を成型する。
次に貼る布を用意し、補修箇所に合わせて形を整えます。
私の場合は布地に全く詳しくないので、スニーカーの色に合わせたオックス生地を買いましたが特に困っていません。
もっと適した布地をご存じの方はうまいこと選んでいただければと思いますよ。
まず補修箇所をカバーできるくらいの大きさに布を切って補修箇所にあててみます。
布を切る際には、ハサミでも問題ありませんが、ロータリーカッターを使うと縁がギザギザせず見栄えが良くなります。
そのへんを気にしなければ敢えてロータリーカッターを買う必要はありません。
ちなみにロータリーカッターを使う場合は金属製の定規があると便利です。
アクリル定規だとロータリーカッターが定規を切り刻んでボロボロになったりします。
布を切ったら成型ですが、補修箇所に合わせて細かく切り抜いたりする必要はありません。
やることは「布の角を落として鈍角にする」と「シワになりそうなところに切り込みを入れる」くらいです。
布の角が直角や鋭角だと、貼って乾いたあとにそこから剥がれやすくなりますので、なるべく鈍角にしておいたほうがいいですね。
まあ八角形くらいであればある程度剥がれにくくなるのでそれぞれの角を少しずつ切り落とすイメージでいいと思います。
角を切ったらもう1回補修箇所に当ててみます。
スニーカーのかかと部分は局面になっていますのでそのまま貼ると布に凹凸が出てきます。
そのまま貼るとその凹凸がボンドで固まってしまい後で靴ずれの原因にもなりますので、そこにハサミで切り込みを入れて最終的に重ねて貼ってしまいます。
布が重なったくらいでは通常は足が痛いとかはないので、重なる部分を切り落としたりとかはしなくても大丈夫です。
裸足で履く人は気になるかも知れません。
5.布に手芸用ボンドを塗る。ここだけは慎重に。
次に、整形した布に手芸用ボンドを塗っていきます。
ここだけは適当に塗ってしまうとボンドが固まったときに凹凸が踵に当たって靴ずれの原因になりますので、なるたけ薄く伸ばす必要があります。
その伸ばし作業には、ある程度固くて直線の取れるものが必要になります。
まあこれは家にあるもので充分対応できますので、ヘラとかを新たに買う必要はないでしょう。
使わなくなったプラスチック製のポイントカードや有効期限切れのクレジットカードあたりだとちょうどいいかも知れません。
私はとりあえず近くにあったダンボールの切れ端で間に合わせました。
やり方は布の上に適当にボンドを出し、上記のやつを使って伸ばしていくだけです。
6.補修部分に布を貼り一晩放置。
ボンドを塗ったらそれを補修部分に貼ります。
貼る前には靴の中敷きは取り外しておきましょうね。
特に変わったことをする必要はありませんが、切込みを入れた部分は重なるように貼り付けると凹凸が少なくなって快適です。
白い部分はボンドがついてしまった部分です。
乾けば(多分)透明になるので多少であれば気にしなくてOKです。
あとはボンドが乾くまで一晩ほど放置します。
途中で剥がれるのが気になる方は新聞紙か何かを詰めておけばいいでしょう。
新聞紙を詰める際には貼った布がズレないように気をつけてください。
踵の破れを補修した後について。
私が補修した後数ヶ月履いていますが、新たに破れなどは発生していません。
オックス生地は元々のスニーカーの生地より強いんでしょうかね?
とりあえず硬い部分が足に当たることもなく靴ずれも全く起こっていませんので補修はひとまず大成功と言えるでしょう。
一点補修後の注意があるとすれば、雨などで靴がビチャビチャになるとボンドが溶けて布が剥がれることがあります。
あまり雨に濡れすぎると補修がやり直しになってしまいますのでその辺だけはご注意くださいね。
個人的にはこの補修でスニーカーを5年保たせようと目論んでいますよ!
ちなみに私はナイキのスニーカーが好きなのですが、足の横幅が広いため4Eサイズのものでないとフィットしません。
ナイキは基本的に細いものが多いのですが、ちゃんと4Eの商品もありますので同じように悩んでいる方はこちらを試してみてもいいかも知れません。
以上です!