生活雑記

テクシーリュクスは「革靴風スニーカー」?「スニーカー風革靴」?実際に履いた感想。もっとスニーカーに寄せてくれてもいいのよ?

テクシーリュクス全体01

「スニーカーのような履き心地」と謳っているasicsの「texcy luxe」という商品を試してみましたので記事にしてみます。

結論から言うと、

頑張ってスニーカーに寄せているがれっきとした革靴

という感想です。

悪い商品ではないですがあまり期待値を上げすぎるとちょっとがっかりするかもしれませんので、使ってみた感想を偽りなく綴っていきます。
購入を考えている方の参考になれば幸いでございますよ。

そもそも「テクシーリュクス」とは?買うに至った経緯。

「テクシーリュクス(texcy luxe)」は、アシックス商事が製造・販売している革靴のブランドです。
その中には、「スニーカーのような履き心地」と謳うスニーカータイプのラインナップがあります。
色は黒と茶色があり、傍から見ると革靴そのものです。
お値段は革靴としてはお手頃な8,000円程度です。

サイズに関しては革靴に準じているようです。
私はスニーカーだと27.5cm、革靴だと26.5cmを普段履いているのですが、今回27cmサイズを購入して少し余裕があったのでおそらく革靴準拠だと思います。
この辺は個人差がありますのであくまでも参考まで。

 

私はこれまで通勤時には黒のスニーカーを履いて通勤していました。
というのも私はいい歳をして革靴が大っ嫌いなんですよ。
硬いし痛いし靴擦れするし痛いし蒸れるし痛いし滑るし痛いし疲れるし痛いし最低じゃないですか。
こんなものは(程度の差はあれど)女性のハイヒールと同じで拷問以外の何物でもありません。
なるべくならスニーカーのまま会社員生活を過ごしたかったのですが、やはり会社員である以上、スニーカーを履いて過ごすのは(主に外部要因ですが)デメリットも存在するんですね。

  • 上司にあまりいい顔をされない。
  • 客先に履いていけない。
  • 妻に「泥棒スタイルwwwww」とバカにされる。

これらを跳ね返す強靭なメンタルがあればいいんですが、さすがに私も「いい歳をしてこのままスニーカーで通勤を続けるのはちょっと…。」という感じになってきたわけです。

そこでなんとか履き心地の良い革靴はないかと探していたところ発見したのがこのテクシーリュクス、スニーカーの履き心地を持つ革靴と聞いてすぐさまポチってしまった次第でございます。

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テクシーリュクスの部位別評価。

ということで実際に購入して数日間履いてみた感想を部位ごとに書いていきます。

あくまでも個人的な感想と評価であり、足の形などの要因によって感想は変わってくると思いますのですべての人に当てはまるわけではありません。
軽い気持ちで参考にしてくだされば幸いでございますよ。

靴底はほぼスニーカー。

テクシーリュクス底面01

写真をご覧いただくとわかると思いますが、靴底はかなりスニーカーに寄せています。
底面はゴムですが横から見ても革靴として違和感はありません。

テクシーリュクス全体01

ここはなかなか良くできているのではないでしょうか。

中底もスニーカーっぽいが前の方は硬い。

商品のコンセプト上、テクシーリュクスは外側が革靴、内側がスニーカーに近くなるように設計されています。

中敷きの触感もスニーカーに寄せていますので、踏み込んだ感じだとかかとのあたりはスニーカーに近く比較的歩きやすいです。

テクシーリュクス中敷01

しかし、前の方の触感はスニーカーに比べるとやはり硬く、蹴り出しの時の感覚は革靴に近いです。

ですので、長く歩いていると、

かかとは疲れないが拇指球は痛い

という状態になります。
かかとが痛くない分、普通の革靴よりだいぶいいのですが、スニーカーを履き慣れた身からすると非常に惜しい出来となっています。

更に、心なしか普通のスニーカーに比べて中敷きが滑りやすく感じるため、つま先に余計な負荷がかかって歩き続けると若干痛くなります。
これは別途中敷きの購入を検討せざるを得ません。

三本松
三本松
踏み込みはスニーカー、蹴り出しは革靴、という印象です。

通気性はほぼ革靴。蒸れるぞ!

これも商品の特性上外側がほぼ革靴のため通気性は革靴に準じます。
内側がスニーカーの造りですがその外側に革があるので、中の空気には結局逃げ場はありません。

肌に近い部分がスニーカーと同じく布なので不快感は革靴より多少小さいですが、スニーカーと比べると爽やかさはほぼ失われていると言っていいでしょう。
とにかく蒸れます

ベロはほぼスニーカー。スリットもあり履きやすい。

テクシーリュクスベロ01

スニーカーで言う「ベロ」の部分は薄手ではありますがほぼスニーカーに近いです。
足の甲の中でも足首に近い方に関しては触感も柔らかく、疲れをかなり軽減してくれます。

そしてベロの脇にはスリットが入っており、履くときにスムーズに足が通るように設計されています。
革靴はとかく履きにくいのでこの気遣いは嬉しいですね。

テクシーリュクススリット01

ただ足の甲部分についても足裏と同様、足先に近い方はスニーカーに比べるとだいぶ硬いです。
長く歩いていると指に近い方の足の甲は硬い革に圧迫されて疲れが溜まります。

足の裏と甲の両方で先の方だけ疲れるというアンバランスな疲労感が出ます。

三本松
三本松
それでも全部痛い普通の革靴よりはマシです。

かかとのホールドは良い。側面は要改善。

テクシーリュクスヘリ01

写真に赤線で示した部分の感想です。

内側のホールド感ですが、かかと(アキレス腱)あたりのホールド感は割とスニーカーに近いです。
サイズさえ合っていればかかとの靴擦れなどは心配ないでしょう。
ただこの部分は普通のスニーカーよりも薄手ではありますので、耐久性という意味では先々の不安は拭えません。

一方、側面(くるぶし下あたり)に関してはほとんど革靴と変わりありません
内側の触感はスニーカーと同じ材質なのですが、側面の縁は非常に硬く、歩くたびくるぶしにぶっ刺さります。正直痛いです。

もしかしたら履き慣らしていくうちに柔らかくなるかもしれませんが、買って履き始めた段階では新品の革靴とほとんど違いはありません。
今だけだとしても買い替えの度にこの地獄をくぐらなければいけないかと思うとテンションは下がりますね。

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テクシーリュクスを履いてみた感想まとめ。7:3で革靴だった。

テクシーリュクスを数日間通勤に使ってみた評価を下にまとめてみました。
点数はスニーカーを100点、革靴を0点とした場合の主観で決めています。

三本松
三本松
あくまでも主観ですからね!
項目 評点 備考
靴底前方 30 スニーカーよりはだいぶ硬く、拇指球とつま先に負荷。
靴底後方 80 踏み込みの感覚はスニーカーに近い。
中敷全体 40 スニーカー仕様ではあるが若干滑り足先に負荷。
足甲前方 30 硬い外殻に圧迫される感覚あり。長く歩くと痛い。
足甲後方 90 ベロは柔らかく、痛みもなし。
足首後方 60 柔らかく痛みは出ない。耐久性は未知数だが強くはなさそう。
足首側面 5 とにかくくるぶしに当たって痛い。革靴の中でも屈指の硬さ。
取り回し 60 スリットのおかげで着脱は割と楽。
通気性 10 ほぼ革靴。内側の布は気休め。

こんな感じです。

点数は革靴としての快適性という意味ではなく、「革靴の欠点をどの程度削減できているか」という意味ですのでこの辺は誤解なきようお願いしますね。

個人的な感覚としては表題の通り「7:3」で革靴というのが正直な感想です。

悪い商品ではありませんが、スニーカーから移行する人間にとっては物足りないというのが正直な感想です。

三本松
三本松
もっとスニーカーに寄せてくれても全然いいですよ!まじで!

しかし、普段の通勤で革靴を利用している方から見るとかなりスニーカーによっている商品ですので、革靴からの移行を検討している人には向いている商品とも言えます

「いい歳だしスニーカーは卒業」という人向けではなく「革靴がもう少し楽にならないかな」という人向けの商品として開発された商品でしょうから当たり前といえば当たり前なんでしょうけども。

あくまでも私個人のレビューとしては、

スニーカーからの移行には物足りないが革靴からの移行には良い

という結論に至りました。

革靴がしんどいと思っている方はテクシーリュクスで通勤時のストレスを緩和してみて下さい!

以上です!

 

 

 

ABOUT ME
三本松
野良の1級ファイナンシャル・プランニング技能士。 副業として「三本FPラボ」経営。 北海道根室市出身、都内在住。 基本は零細メーカーで経理をやりつつ、金融機関に属さない野良FPとして日々勉強中。 無知故に若い時間とお金を無駄にしてしまった経験から、 過去の失敗などで学んだことを記事にして発信しています。