節約・家計見直しあれこれ

シリコンラップを節約のために買うのは愚策。シリコンラップが使えない3つの理由。

ラップでレンジ01

我が家は裕福な方ではないので日々節約などを考えているわけですが、今回は買って損した節約グッズのお話です。

買おうか迷っている方、この記事を読んで思い止まることをお勧めしますよ。

ブログとかサイトというのは買ってよかったものをお勧めしていくのが王道というか普通なんですが、今回は趣を変えて「買ってはいけない節約グッズ」について書きたくなりました。

とにかく買って後悔しましたのでご参照ください。

ラップは結構高い?代替品があればいいのにと思う日々

確かにラップは高いです。
50mのラップで大手のものなら500円からかかりますからね。

そんな事を考えていた時に出会ったこの商品、節約を考える私のハートをぶち抜いてくれました。

食器にラップを掛けて冷蔵庫にしまうことの多い我が家ではこれはまさに救世主に見えました。
1日に食器3つとすると約50cm、値段にして約5円を消費していたのが一気にゼロになるわけですから何も考えずに即ポチです。

上の画像は2枚組ですが当時買ったものは大中小3枚入りで約800円。
半年も使えば充分に元が取れ、そこから先は毎日5円ずつお得になるという妄想が膨らみ届いたときはテンションMAXでした。

そう遠くない先に絶望が待っていることなどこのときの私には知る由もありません。

シリコンラップで結局は絶望。買ってはいけない3つの理由。

理由その1:とにかく洗うのが面倒くさい。

これは買った時にある程度覚悟はしていました。
1日に5円もの節約ができるのであれば多少の手間は厭わないというのは節約の基本みたいなところはありますから、洗い物が増えることくらいは許容範囲…のつもりでした。

しかし買ってみると、単純に洗い物が3つ増える手間というわけにはいかず苦労の連続です。

まず、食器と違って柔らかいので洗いにくく、しっかり洗えているのかも定かではありません
洗剤をつけると滑るので、洗う時に持っている手から外れてスポンジの方に持っていかれることもしばしば。

他の食器と一緒に洗うときには、まとめて流すために食器の上に重ねて置くことも多くなります。
そしていざ流すときにはいつの間にか滑り落ち、水流のままに排水口に一直線、結局洗い直しです。

買った初日に排水口の洗礼を受けてしまい、届いたときのテンションは地に落ちてしまいました。

三本松
三本松
溜めて置けないから結局単独で洗うほうが手間が少ないというね…。

食洗機であれば解決できるという意見もあるかもしれませんが、今度は食洗機の水圧で飛ばされ、置き場の隙間から下へ下へと落ちてしまいます。
そして洗い終わって食洗機を開けたときには、かなりの高確率で食べ残しなどをキャッチする網に納まっています。

三本松
三本松
結局手で洗い直すことのほうが多かった苦い思い出…。

手で洗うのも面倒、食洗機でも洗えないというダブルパンチはシリコンラップならではです。

理由その2:使い勝手が残念すぎる。

通常の使い捨てラップと同じ要領で使えると考えている方もいるかも知れませんが、実際に使ってみるとかなり残念なことに気づくと思います。

その最たるものが、シリコンラップ・手・食器のいずれかが少しでも濡れていると使えない、というものです。

このシリコンラップが陶器製の食器にピッタリとくっつくのは、洗ってよく乾かした場合のみと考えていいでしょう。
濡れている場合、くっついたと思って片手を話した瞬間、滑ったシリコンラップが持っている方の手にパチン!となります。

三本松
三本松
痛くはないですがイライラはMAXですよ。

使い捨てのラップでも濡れているとくっつきは良くないですが、とりあえず使えないということはありません。
一方シリコンラップはゴムのように伸ばしてくっつける使用が前提になっているため、濡れてくっつかないと利用自体が困難になります。

この場合は乾いた布や紙で水気を丹念に拭き取るか乾くまで待つしかありません。
乾くのを待っていたらその間食品は放置ですし、その度にキッチンペーパーを消費しては本末転倒です。
シリコンラップ拭き取り用の布巾か何かを常備しておくのも現実的ではありません。

シリコンラップの購入を検討中の方は、「乾くまで使えない」というのを先にご理解くださいね。

理由その3:耐久性に乏しく、結局元は取れない。

これがシリコンラップをおすすめできない致命的な理由です。

使い勝手が悪いとか洗うのが面倒とかいうことに関しては、極端な話我慢すれば済む話です。
ストレスはひどいものでしたが、とりあえずシリコンラップを使用している間は使い捨てラップの消費は抑えられたため目的自体は達成できていたわけです。

しかしこのシリコンラップ、想像より耐久性は低いです。
我が家では2ヶ月と保たずに1枚目の角が欠けてしまい、3ヶ月経つころにはすべてのシリコンラップの角がちぎれてしまったのです。
当初の写真は持っていないのですが、角が1つちぎれると面積で1割くらい欠損してしまいますのでもちろん使用には耐えられなくなります。

仮に1日の節約額を5円、シリコンラップ代を800円とすると元を取るのに160日かかります。
つまりこれでは節約でお得どころか使い捨てのラップを買い続けるよりコストが嵩んでしまうんですね。

毒猫
毒猫
まあ今は100均とかでバラ売りしてるらしいから損するとまではいかないけどな
三本松
三本松
それでも3枚買ったら元取るのに2ヶ月だよ…。

長持ちする個体に当たれば元を取ることは可能ですが、そうでなければ節約効果はほとんどないと言っても過言ではありません。

もちろん私の使い方が荒いだけという可能性も否めませんが、少なくとも1回買ってしまえば半永久的に使い続けられる代物ではないということはご理解ください。

スポンサーリンク




シリコンラップがおすすめできない話のまとめ

  • 洗うのが面倒
  • 使い勝手が悪い
  • 大した節約にならない

私にとってシリコンラップは、節約した気になれるのと実際に節約するのでは大違いということをわからせてくれた一品でした。

もしあなたがシリコンラップを使用することでゴミを減らし、地球に優しくなることが目的なのであれば大いに結構です。
しかしながら、目的が節約であるということであればこの商品を勧める理由は一切ありません。

小さなことをコツコツやることは節約において大事なことではあります。
しかしシリコンラップの耐久性が低い以上、節約どころか却ってコストが掛かってしまう可能性まであります。
しかも使い勝手の悪さと洗いにくさにストレスを抱えた上での無駄金ですからね。

これを節約商品として勧める気には到底なれません。
もしこの商品を勧めているサイトやブログがあるとすれば、おそらく実際に使用していないのではないかと勘繰ってしまうレベルです。

節約を考えているのであれば僅かなラップ代よりも他のことに目を向けるほうがよほど効率的であると断言できます。

節約目的でシリコンラップを考えている皆さんがこの記事で思いとどまってくれることを願ってやみません。

それでもどうしても買いたいという方はこちらからどうぞ

 

以上です!

ABOUT ME
三本松
野良の1級ファイナンシャル・プランニング技能士。 副業として「三本FPラボ」経営。 北海道根室市出身、都内在住。 基本は零細メーカーで経理をやりつつ、金融機関に属さない野良FPとして日々勉強中。 無知故に若い時間とお金を無駄にしてしまった経験から、 過去の失敗などで学んだことを記事にして発信しています。
関連記事