先日我が家では、子供の七五三というものを初めて行いました。
いろいろ初めてで気がついたことなどを書き留めましたので、お子様の七五三をお考えの方にとって参考になれば幸いです。
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コツ1:七五三の時期は子供のやる気に応じて臨機応変に。
七五三を数え年でやるべきか、満年齢でやるべきかを迷っているご家庭は多いかもしれません。
これはどちらでやるべきでしょうか?
結論から言いますとどちらでも構いません。
地域や外野の声によってどちらかを強要される場合もないわけではありませんが、特にそういった外圧がなければどちらが常識、というのは現在はないようです。
本来の意味を考えると数えで3歳の年に最初の七五三をやるのが筋かとは思いますが、多くの子供にとって数えの3歳は満年齢で言うと2歳のイヤイヤ期真っ只中です。
そのため我が家では当初、少しでも聞き分けの良くなる満3歳の年に七五三を行う予定でいました。
しかし、状況は変わっていきます。
我が家の例でいうと、子供が急にアンパンマンアニメのひな祭り回を気に入りだし、何度も繰り返しその回を観たがるようになりました。
そしてついに、
と着物を着たがるようになりました。
これは七五三を行うにあたってはまたとないチャンスです。
急遽予定を繰り上げ、満年齢の3歳を待たず数え歳の、しかも10月に七五三を強行しました。
結果、着物でグズることもなく、かなり楽しんで七五三の撮影を終えることができました。
七五三をいつやるかは、お子さんの状態を見極めて行うのがベスト。
- 子供の興味に合わせて時期を決める。
- 11月にこだわらない。
この2つを柔軟に構えておくだけで、七五三写真の進め方がだいぶ楽になりますよ。
コツ2:スタジオの予約は朝一番がベスト
予約時期が決まったら今度は予約の時間についてです。
お子さんの生活時間帯によってある程度差はありますが、保育園に預けている子であれば、なるべく朝の時間帯、できれば10時スタートくらいまでがいいかと思います。
通常、撮影一式にかかる時間は、衣装選びと撮影に1時間、写真選びで30分~1時間くらいかかります。
昼をまたぐ時間帯にかかってくると子供はお腹が空いてグズりだします。
我が家では10時スタートにしましたが、写真選びの後半あたりで少しグズり始めました。
まさにギリギリセーフの予約枠だったと言っていいでしょう。
逆に午後スタートにすれば空腹でグズる時間帯を避けることが可能ですが、今度は昼寝の時間に差し掛かると空腹時よりも派手にグズりだします。
お子さんの生活リズムや性格を考慮の上、最適な時間を選ぶようにして下さい。
個人的には朝イチに予約してササッと終わらせてしまうのがおすすめですよ。
普段の生活リズムと照らし合わせて、食事や昼寝の時間をまたがない時間枠で予約するのがベストです。
朝イチの予約はどちらにもかかりにくいのでオススメです。
コツ3:親の服装に気合を入れすぎない
記念行事の写真撮影となると、どうしても親の気合は入りがちになります。
特に子供の写真だけではなく、親も写真に収まるのであれば親としても衣装にこだわりたい気持ちもあるでしょう。
着物を着たいという親御さんも多いかと思います。
しかし、親の衣装は洋装、できればレンタルせずに自前で済ませることをお勧めします。
一緒に着物を着たいというのもわからんではありませんが、親の衣装選びや着付けの時間は子供にとっては全くの無駄な時間です。
待たされる時間で子供のやる気が大きく削がれてしまうリスクは無視できません。
そもそも七五三の主役は子供本人ですから、子供の写真がキッチリ仕上がることが第一優先です。
子供がグズってその場の雰囲気が悪くなるくらいであれば、親の衣装は妥協するのも一つの手なのではないかと思いますよ。
マイペースな子であれば問題ないんですけどねぇ。
着付けの時間が楽しいのは本人だけ。
待ち時間でグズるリスクがあるなら親の衣装は時間をかけない洋装が無難です。
コツ4:親は口を出さず子供の選択を尊重する
これが撮影中で一番大事、かつ一番難しいところでもあります。
我が家では、子供が最初はノリノリではしゃいで衣装選びに向かったのですが、義母が、
と声をかけた瞬間に、我が子が鬼のような顔になりテンションが地に落ちました。
義母が選んだ選択肢に自分の着たい物がなかったのでしょうね。
祖母相手にハッキリ嫌ということが言えず絶望したのかもしれません。
いずれにせよ嫌だという意志はその場にいた大人全員に伝わりました。
結局妻が義母を諭し、かけてある衣装から好きなものを選ばせることにして子供の機嫌を回復させることに成功しました。
そもそも七五三用の衣装については、スタジオ側でそれ用のものを用意されているわけですから、どの衣装を選んだところで極端に変な写真が出来上がることはありません。
そして、出来上がった写真を見て衣装に文句をつける大人も(普通は)いないわけです。
また、写真のポーズについても極力大人は口出ししないほうがいいです。
基本的にスタジオの人はプロとして的確な指示を被写体である子供にしてくれます。
そのさなかに親や祖父母があれやこれや口を出すと、指示系統の多さに子供が混乱してやる気が大幅に削がれます。
最悪怒って泣き出して写真どころではなくなります。
七五三の写真撮影は、大人と子供の共同作業で最高の写真を作るイベントではなく、子供の成長を喜んでその一コマを写真に収めるだけのイベントと割り切りましょう。
連れて行かないのがベストだな。
とにかく親や祖父母の望みは封印しましょう。
出来上がってくればどうせみんな満足しますから、お子さんの意志を最優先して全員ご機嫌で撮影を進めることが重要です。
どうしても意見を通したい大人は、最初から連れて行かないという決断も必要かもしれません。
七五三の写真撮影をつつがなく終えるためのまとめ
- 数え歳か満年齢かは外圧さえなければ自分で決めてOK。
- 満年齢のほうがおとなしくこなせる確率は高いが、子供が前向きになっている時期であればそこでやってしまうのもアリ。
- 本来は11月だが、混雑したりするので前後にずらしてしまうのも一つの手。
- スタジオの予約時間帯は、子供の生活スタイルに合わせ、空腹の時間帯や眠い時間帯を避けるとよい。
- 午前中に済ませてしまうと両方避けやすく無難。
- 親も写真に入る場合は、親の服装に時間をかけない。
- できれば自前の洋装で準備時間をゼロにするのがベスト。
- 衣装選びや撮影中はとにかく口を挟まない。
- 子供の意志を尊重することでスムーズに進む。
- 口挟みたがりは連れて行かないのが吉。
とにかく大事なことは、子供のやる気をどのように保つかという点に尽きます。
子供がやる気を維持しやすい時期を選び、子供のやる気を削ぐ要素を極力取り除き、子供のやる気を削ぐ行動を取らないことが七五三写真撮影の肝と言っていいでしょう。
3歳時点での七五三は苦労が多いと言う話はよく聞きますが、以上のことに注意していれば意外とすんなり事が運ぶかもしれませんよ。
軽く超えてくるのが子供なんだけどな
以上です!