我が子が気に入っているおもちゃの一つに「マグフォーマー」があります。
友人や親族の第2子出産祝いにマグフォーマーをプレゼントしたら第1子に喜んでもらえたのでおすすめですよ、というお話です。
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そもそも「マグフォーマー」とは?
マグフォーマーはジムワールド社が製造する、様々な形をしたプラスチックのおもちゃで、中に磁石が仕込んであります。
このプラスチックをくっつけて色んなものを作って遊ぶというごく単純なおもちゃです。
最初は平面で形を作って遊び、慣れてきたら立体でお城なんかも作ることができます。
単純ですがなかなか奥深く、大人が遊んでもそこそこ楽しいです。
また、立体のものを作るようになると展開図の概念を覚えることができるので知育玩具としてもなかなか優れています。
実際に3歳児の我が子もサクサクと展開図を組んで箱やボールなどを作るようになりました。
我が家では最初デパートでマグフォーマーを見たときに、
(自分もちょっと遊びたい!)
と夫婦そろっていずれ買おうと決めていたのですが、当時はまだ子供が1歳だったので我慢していました。
そしてしばらく経ったある日、その話を覚えていた義母が、子供の2歳の誕生日にマグフォーマーをプレゼントしてくれたのです。
対象年齢は3歳以上だったのですが、最初の見立て通り我が子にバッチリはまりました。
我が子は次の誕生日にもマグフォーマーの追加キット(シリーズが色々あり買い増しが可能)をねだるほどのお気に入りおもちゃになった次第でございます。
対象年齢は3歳からなのに出産祝いにマグフォーマーを贈った理由。
ここで当然出てくるのが、「出産祝いって0歳じゃん」という疑問です。
長子の出産祝いに対象年齢3歳(遊べるのは2歳くらいから)のおもちゃをあげるのは確かによろしくないかもしれません。
というか子供が使えるようになるまで保管しておかなければいけないので何なら迷惑まであります。
しかし、「第2子ならまあアリなんじゃないの?」というのが我が家の見解です。
当然ながら長子は第2子より年上ですから、年子でもなければ大抵マグフォーマーで遊べます。
なので下の子が遊べる年齢になるまでは上の子がマグフォーマーを有効活用してくれるはずです。
そしてマグフォーマーは大きさ的に赤ちゃんが飲み込んでしまう心配もありません。
たしかにズレている気がしなくもありませんし、私も最初はそう思っていました。
しかし、妻の一言で私の考えは大きく変わります。
出産祝いとなるとやはりこれから生まれてくる子供に焦点が当たりがちですが、上の子はその時もその後も変わらず存在するわけです。
ただでさえ親は新生児にかかりっきりになってしまうのですから、あえて上の子のためになにかしてやる大人がいてもいいのかなと思い直しました。
まあ現実的には新生児のためにベビー服やよだれかけなんかをプレゼントする人は大量にいるでしょうし、上の子のお下がりもあるでしょう。
そこで我々がプラスオンでベビー用品をプレゼントしてもしょうがないなというのはあります。
以上の理由から我が家では第2子以降の出産祝いには上の子向けのおもちゃをプレゼントするようになりました。
マグフォーマーの特徴。メリット・デメリットあり。
マグフォーマーのメリット。
立体や展開図の概念を学べる。
これはマグフォーマーで長いこと遊んでいる我が子が実際に身につけました。
1年以上遊び続けているうちに、いつの間にか立方体展開図の形に並べたマグフォーマーを持ち上げてサラッと立方体を組み上げるようになりました。
↑こういう感じです。
簡単な立体だけではありますが、どう並べると立体が完成するかというのを少しずつ学んでいっているようです。
また、立体を継ぎ足したりするにどの形が何枚必要かなどを考えて組み上げることも覚えました。
トンガリ屋根のお城とかも意外とサラッと組み立ててしまいます。
磁石なので組み立てに何も必要ない。
当たり前といえば当たり前ですが、近づけると勝手にくっつくので組み立てに道具は必要ありません。
紙で何かを組み立てるときにはハサミや糊などが要るため、子供が必要以上に周りを汚してしまうこともあります。
ですがマグフォーマーを組み立てる際にはくっつける道具は必要ありませんので、テープが散らかったり糊がくっついたりという心配はありません。
とりあえずマグフォーマーだけ与えておけば子供の想像力で様々なものを作って遊びます。
ちょっと目を離した隙に親が思いも寄らないものを組み立てて成長を実感させてくれたりもしますよ。
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マグフォーマーのデメリット。
磁石なので大型の作品は作れない。
マグフォーマーは構造上、プラスチックの枠の中に小さな磁石が入っています。
大きさの割には強力な磁石なのですが、そうは言っても所詮小型の磁石です。
子供が遊ぶ分には大した問題ありませんが、大人が張り切って大きな作品を作ったりすると自重で崩れてしまいます。
「思い切って300ピースくらい買って大作を作るぞ!」と意気込んで取り掛かっても、途中で自重に耐えきれずバランスを崩して壊れてしまうのがオチです。
なかなか良くできているとはいえ所詮は子供のおもちゃですので過度な期待は持たずに遊ぶのがいいでしょう。
正規品はとにかく高い。安い商品は偽物の可能性大。
このマグフォーマーの一番のデメリットはその価格にあります。
日本国内正規品のマグフォーマーは「ボーネルンド」という会社が総代理店をやっていまして、日本における販売を全て担っています。
そしてこの正規品、子供の玩具とは思えないほどの高価格に設定されています。
例えばお手頃な30ピースのベーシックセットで6,600円(税別)という値段設定です。
30ピースだと子供でも物足りない数なので、後々買い足すくらいならと62ピースのベーシックセットを見てみるとこちらは12,000円(税別)という高価格です。
大体ピース1個あたり200円もすることになりますね。
お金持ちの人には気になる価格ではありませんが、我々庶民には気軽に手を出せないお値段です。
正規品が高いとなるとどうしても出てくるのがパチもんです。
偽物の商品は正規品の半額以下の値段で売られていますが、品質にバラつきがあり、もちろんメーカー保証も効きません。
パチもんではなく別名の類似品であればで見分けがつきやすいうえにメーカー保証がついたりするのですが、中には普通にマグフォーマを謳って販売されているものもあります。
さらにひどいものになると、「マグフォーマー(並行輸入品)」みたいな書き方で安い理由を錯誤させるやり方のものもあります。
こうなってくると本物の並行輸入品なのかパチもんなのかも買う側は判断がつきません。
ちょっと海外のAmazonなどで海外版のマグフォーマーを見てみましたが、バケツに入っているタイプは販売されていないようでした。
ですのでバケツに入っているタイプのマグフォーマーは偽物もしくは類似品の可能性が高いです。
自分で使うのであれば、品質が良ければ類似品でも困ることはありませんが、プレゼントに使う場合はボーネルンドの正規品を利用したほうが後々いいのではないかと思います。
パチもんだけでなく実際にある並行輸入品も売られているというのがややこしいところです。
パチもんのリスクなく海外正規品を買おうとするのであれば、アメリカのAmazon.comで自力輸入してしまったほうが確実かもしれません。
ただし海外正規品であっても日本国内の使用においてメーカー保証はありませんのでご注意下さい。
海外の商品だから日本でメーカー保証が効かないけどね。
高いけれどとりあえず騙されない日本正規品マグフォーマーはこちら。
↓こちらはわかりやすい類似品です(別商品扱いなのでメーカー保証あり)。
そしてさらにややこしいことに、安く売られている類似品の中には粗悪なものもあれば、本家と互換性が高いもの、さらには本家よりも磁力が強くて遊びの幅が増える良質なものもあるということです。
つまり日本の通販市場でマグフォーマーを単純に検索すると、
- ボーネルンド経由の国内正規品
- 海外並行輸入のマグフォーマー
- マグフォーマーの偽物
- 並行輸入品を謳った偽物
- マグフォーマーと互換性の低い類似品
- マグフォーマーと互換性のある類似品
- マグフォーマーと互換性がある改良型の類似品
国内正規品は、ボーネルンド公式曰く楽天やYahooショッピングでは販売していないことになっていますが、どういうわけか普通にボーネルンド経由の正規品が売られています。
逆に正規の販売店として認められているAmazonで「ボーネルンド マグフォーマー」と検索してPrimeで縛っても普通に並行輸入品や類似品がヒットしますのでもうわけがわかりません。
どうしても正規品がいいという方はボーネルンドの公式オンラインショップから購入するのがいいでしょう。正規品であれば値段はどこで買っても大して変わりません。
偽物はもちろんおすすめしません。
類似品でいいという場合は、どの類似品の評判がいいのかなどをネットで調べ、その商品をピンポイントで検索して購入するのがいいでしょう。
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上の子が喜ぶマグフォーマーを出産祝いに、の話まとめ。
- マグフォーマーは大人もちょっと遊びたくなるいいおもちゃ。
- 図形や展開図の概念が学べる知育玩具。
- 「出産祝いに上の子向けのおもちゃ?」という葛藤はあるが、「下の子が生まれて一番寂しくなる上の子に目を向ける大人がいてもいいでしょ?」というスタンス。
- 大体上の子にハマるので無駄にはならない。
- ただし買う時は正規品、パチもん、類似品、並行輸入品が跋扈するカオスな市場。
- 正規品は安心だがとにかく高い。
- パチもんや並行輸入品はプレゼントするには向かない。
- 海外正規品は海外Amazonで買えるがメーカー保証は無し。
- 国内通販では並行輸入品と謳って偽物が売られていることも。
- いっそ別商品扱いの互換性のある類似品のほうがいいかも。
- ボーネルンドがふっかけるからこんなことになるんだよ?
後半は本物とか偽物とかの話になってしまいましたが、マグフォーマー自体は2~3歳以上の子供にバッチリハマりやすく知育にも役立つおもちゃであることは疑いありません。
何なら大人もちょっと遊んでみたくなる高レベルなおもちゃでもあります。
さすがに我が家ではこのお値段には手が出ませんが、30~40ピース程度のものはよその第2子以降の出産祝いに贈るのに重宝しています。
寂しいであろう上の子がすぐに遊べ、上の子が飽きる頃には下の子が遊べるようになっているという、2度活きるいいプレゼントになっていると自画自賛しておりますよ。
上の子もハマるマグフォーマー、ぜひプレゼントにどうぞ!
以上です!
正規品高っかいよ!という方向けの互換性のある類似商品はこちら